2021-05-27 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
評価を下げた理由として言われているのは、まとめに書かれているのは、選択と集中の影響と、競争的資金を獲得しやすいテーマへの偏向ということです。 意見を少し御紹介します。プロジェクト指向が強くなり、基礎研究に対する支援が少ない。目先の結果の追求が重視され、成果を得るまでに長期間かかる基礎的な研究への支援が不足している。以前よりも選択と集中の程度が増して、基礎研究の多様性は失われている。
評価を下げた理由として言われているのは、まとめに書かれているのは、選択と集中の影響と、競争的資金を獲得しやすいテーマへの偏向ということです。 意見を少し御紹介します。プロジェクト指向が強くなり、基礎研究に対する支援が少ない。目先の結果の追求が重視され、成果を得るまでに長期間かかる基礎的な研究への支援が不足している。以前よりも選択と集中の程度が増して、基礎研究の多様性は失われている。
○畑野委員 そこで、大臣、確認なんですけれども、これまでの選択と集中や研究費の競争的資金化の方向性は見直していく、第六期基本計画がせっかく、真理の探究、基本原理の解明、新たな発見を目指す基礎研究と、個々の研究者の内在的動機に基づき行われる学術研究の卓越性、多様性というふうに言ったわけですから、そういった趣旨を生かすようにしていく必要があると思うんですが、いかがでしょうか。
総額これ二千億円になりますかね、支援ということになるとともに、その次に来ます6G、6Gにつきましても、企業、大学等の研究開発を支援するために、新たな競争的資金プログラムの創設と研究施設の整備に合計五百億円を措置ということをさせていただいておりますので、こうした支援が有効に活用されて、日本が国際競争力というものを確保していく、特に通信の部門でいけるように政府としてはしっかりと取り組んでまいりたいと、さように
つまり、萩生田大臣たちの政権は、競争的資金といって、公募して認めたところにはお金を出す、これはある程度やっているんです。これは賛否両論ありますけれども、まあ、これはこれで今日はおいておきます。しかし、いつなくなるか分からないんです。競争的資金は公募で落ちたら来なくなる、だから、スタッフを常勤にできない大きな原因の一つに、そういう競争的資金だけを増やしていることが問題になっているわけです。
基盤的経費の充実、また競争的資金の在り方等の見直しも含めまして、人材、資金、環境、三面にわたっての三位一体改革、総合的な改革が引き続き必要だという点を改めて強調させていただきたいというふうに思います。 続いて、先ほど斎藤委員の御指摘もありましたが、私からも運用に関してのガバナンスについて確認をさせていただきます。
そのためにも、これまでも競争的資金により国として研究の加速に必要な分野への投資を行いつつ、運営費交付金や科研費などにより卓越した研究を裾野を広く支えてきました。このようなデュアルサポートシステムにおいてめり張りのある支援を行うのは、限られた予算を有効かつ効果的に配分するに当たって必要なことと考えております。
私からも、今回の国立研究開発法人情報通信研究機構法の一部を改正する法律案について、NICTにビヨンド5Gの研究開発を促進する競争的資金として設ける基金、この本基金についてお伺いをいたします。 先ほども大臣の方から、もっともっと人材に投資をすることが必要だという御発言がありました。
研究力の向上に向けては、めり張りのある配分に留意しつつ、運営費交付金などの基盤的経費と科研費などの競争的資金によるデュアルサポートの充実を図ることが重要だと思っています。 ちょっと、これは補正と後先になっちゃったんですけれども、実は、令和三年度予算で、修士から博士に進む学生の一万五千人分の資金を要求をさせていただくことになりました。
○吉川(元)委員 先ほど同僚の笠委員からも質問がありましたけれども、やはり、今回のファンドの設立をもって、例えば、今日財務省にも来ていただいていますけれども、必ず、運営費交付金や私学助成、これが減らされたら全く意味がない、それどころかより悪い環境に、先ほどのノーベル賞受賞者の皆さんのお話だと、競争的資金が全く駄目だとは言いませんけれども、それに頼るような大学の運営になってしまうと本当に基礎研究ができなくなる
このため、我が国の研究力の向上に向けては、大学ファンドの創設による世界に伍する大学の育成とともに、運営費交付金等の全ての大学に共通する基盤的経費、また、科研費等の競争的資金によるデュアルサポートの充実を図ることが重要であるというふうに認識しております。
実際に、大学院で教授のもとにいますと、とにかく競争的資金の確保を、耳にたこができるくらい、非常にそれを求められているということで、自分が実際に研究をしたい分野について没頭して研究できるような環境にないということをおっしゃっておりましたし、加えて、フランスでは、大学院生も含めて、年間数十ユーロで全ての学校に納めるお金は済むわけですけれども、日本ではやはり、学費も高ければ、大学院生としてもなかなかアルバイト
今、競争的資金を確保するように政府が大学法人に求めていて、成果を上げることを大学に求めている関係で、どうしても目の前に成果が出そうなところに行ってしまう。
そこで、声明で指摘している問題を幾つか確認をしたいんですが、まず、他省庁ではるかに規模の大きい競争的資金があるのに、防衛省独自の資金制度をわざわざつくった目的は何なんでしょうか。
そのため、個人支援型の競争的資金でございます科研費において、個々の研究の学術的価値を厳正に評価して研究課題を選定しているところでございます。 他方、そのほかの研究についても、どこかで花咲くか分からないものでありますから、そのような基礎研究もしっかりと注目することが必要と考えております。
一方、この右のグラフなんですけれども、オレンジ色と赤いところなんですけれども、この競争的資金の割合がどんどんどんどん増えていると、こういうことですね。
一九九六年、第一期科学技術基本計画が始まった年と、第五期科学技術基本計画が始まった中での一番最新の資料、二〇一七年の当初予算と、そのうちの競争的資金の割合を伺いたいと思います。競争的資金は一番右のところに載っております。お願いします。
今委員御指摘の国立大学運営費交付金などを通じ、基盤的、基礎的な研究を支えるとともに、競争的資金により研究に専念できる環境の確保にも配慮しつつ、健全な競争環境下で質の高い研究を促進していくことが重要というのが基本的考え方でございます。 こうした観点から、少し予算を御紹介させていただきます。
例えば、その大学の運営費交付金と、それから研究のための競争的資金と大きく二つあると思うんですけれども、もう両方大事だと思いますが、競争的資金というのに偏ってしまうと、その競争的資金を取るために要するに書類を作ったり、あるいは研究のための報告をしたりということで、本分である研究とか教育とか、そういったところに時間が割けないということもあると思うんです。
私たちも、基礎研究をぜひ進める、進めてほしいという立場で、競争的資金の獲得も一つはいいでしょうけれども、これに、獲得のために研究者が疲弊をしてしまうようなことがあってはならないと思います。ぜひ長い目で、この基礎研究を拡充できるような、こうした施策を更に進めていただくよう要望をいたします。 次に、京大のiPS細胞研究所、CiRAへのiPS研究予算について伺います。
○早稲田委員 今お答えいただきましたが、科研費も、もちろん競争的資金も、ある意味大事ではありますけれども、その基盤となる基礎研究につきましては、運営費交付金、しっかりと予算要求をしていくと大臣からも御答弁いただきましたので、お願いをしたいと思います。 もう一点、ポスドク問題でございます。
○熊野正士君 デュアルサポートというのは、運営費交付金と科研費などの競争的資金ということですかね。もう少し、何か文科省としてしっかりとこの運営費交付金がいかに大事なのかということをもう少し答弁していただけたらなと思っていたんですが。 この運営費交付金ですけれども、財務省の計算でも、二〇〇四年から見てみますと大体四百億円削減を、減少をしております。
研究時間が圧倒的に足りないというふうなことで、例えば競争的資金を獲得しようと思うと、科研費を請求をするためにいっぱい事務処理をしないといけないと、そういったところでも、何とかそういう時間を減らして、本当に腰を落ち着けて若手の研究者が研究に取り組めるように研究時間を確保していかないといけないというふうに思います。
この基礎研究を強化するにはどうしたらいいかということですが、もちろん競争的資金、科研費であるとか、そういった競争的資金ももちろん大事だと思いますが、やはり安定した資金というのが必要不可欠だというふうに思います。 国立大学であれば運営費交付金というのがございまして、これが安定した資金ということになります。
この方々に国に願うこととして言われたことが、何よりも、少なくとも各研究者に競争させて配分する競争的資金の割合が増え過ぎているから、かつてのように各大学に平等に配分する昔どおりの形に戻してほしいという話なんですよ。
科研費は、全ての分野にわたりまして、研究者の自由な発想に基づいて行われる学術研究を支援する競争的資金でございまして、規模や性格が異なるさまざまな研究種目を設定いたしまして、研究者のニーズに応じて応募することが可能となっているところでございます。
ということでございまして、これは応募の件数にかなりよるものと思いますし、また、情報の分野というのはいろいろな分野にまたがっていますので、融合分野ということで、他の領域に提案することもあろうございますので、一概に情報だけの分野が少ないということにならないと思いますし、また、科研費以外でも、JSTの戦略創造事業とか、大きな戦略目標を立てて情報分野をサポートする、そのような形もありますので、いろいろな競争的資金
先般策定した研究力向上改革二〇一九におきましては、具体的に申し上げますと、プロジェクト雇用における若手研究者の任期長期化、専従義務の緩和、それから、すぐれた若手研究者へのポストの重点化、それから、先ほど申しましたJREC—INポータルなど民間職業紹介との連携強化などによるキャリアパスの多様化、流動化といった環境整備、それから、これも済みません重なってしまいますが、科研費等の競争的資金における若手への
これ、大学も外的な資金として様々な財源を確保してこられまして、実際、競争的資金や産学共同研究、また今申し上げている寄附金、こういったものも増加はしているんですね。様々な、ひっくるめて、平成十六年から平成二十八年まで、ちょっとそれは書いていないんですけれども、約三千二百億上がったと。こちらの資料には、寄附の件だけですけれども、平成十六年から平成二十八年までは、約倍には寄附金として上がっている。
研究費を競争的資金化してきたことで基礎研究が後景に追いやられ、研究内容の多様性が奪われている。これで基礎研究が支えられるとお思いになりますか。
運営費交付金に競争的資金の割合をどんどんふやして、大学同士を競争させて不安定な研究環境を拡大しておいて、大学はイノベーション創出の場なんだから基礎研究を頑張れと言われても、できるわけないじゃありませんか。 まともな基礎研究を行う場所を大学から奪うような政府の大学改革は見直すべきだということを強く求めて、時間が参りました、質問を終わります。
平成二十五年でちょっと古いんですけれども、我が国における研究費制度のあり方に関するアンケート調査というのがありまして、これ審査制度についてなんですけれども、少しだけ紹介しますと、時代の主流ばかりを追いかけていると、ある日突然それが陳腐なものに豹変してしまうというような御意見ですとか、基礎研究では時間の掛かる分野も少なくないが、現在の評価方法は余りにも短期的な成果を重視し過ぎる傾向があるですとか、競争的資金
今、そこが足りないところに競争的資金とかだけがふえてきていますので、結局、同じ金額が大学に入ってきたとしても、競争的資金をとるために大学とか教員がしなければいけない努力ですとか、あるいは、視野がどうしても成果の出やすいものになってしまって、とにかく競争的資金を獲得しなければというふうに、必ずしもよい方向につながっているとは思っておりません。